お知らせ
千葉県立柏高等学校の生徒が来学!最先端の医療技術に触れる大学見学を実施しました
6月15日(月)、千葉県立柏高等学校の生徒5名(3年生3名、2年生2名)が東京都立大学荒川キャンパスを訪れ、大学見学を行いました。
放射線の基礎から最前線の医療まで
当日は、放射線学科の大平新吾助教による講話からスタート。参加した高校生たちは、普段なかなか触れることのない「放射線」の世界に、興味深く耳を傾けていました。

講話では、まず「放射線とは何か」という基礎知識について解説。放射線は可視光よりも高いエネルギーを持つ光の一種であり、「怖いもの」というイメージだけでなく、実は私たちの身の回りにも存在している身近な存在であることが紹介されました。
続いて、「がんを治す放射線治療」についてのお話も。手術や薬物療法のイメージが強いがん治療において、放射線治療は体への負担が比較的少なく、臓器の機能を保ちながら治療できる可能性がある重要な選択肢の一つであることが強調されました。
さらに、健康福祉学部の特色についても紹介されました。
最前線の医療機器が揃う環境や、スウェーデン・カロリンスカ大学との国際交流、少人数教育による手厚い指導体制など、本学部ならではの魅力に、生徒たちは強い関心を示していました。
実際の医療機器を体験
講話の後は、いよいよ実践的な見学へ。
CTの体験や、放射線治療の模擬体験を通じて、医療現場で使われる機器や技術を間近で体感しました。

左画像のクッションは空気を抜くことで形が固定され、同じ体勢で検査・治療を受けることに有用。
特に放射線治療では、1ミリ単位という極めて高い精度で照射を行うための固定器具や、赤外線カメラによる体の動きの検知システムを実際に体験。医療の精密さと安全性を支える工夫に触れる貴重な機会となりました。

赤外線カメラを用いて、記録した状態から体が動いていないか確認をする様子を見学しました。
同じ姿勢で、同じ部分向けて放射線照射をすることの重要性が説明されていました。
CTスキャン体験で「見えない内部」を可視化
続いて行われたのは、沼野智一教授による体験授業です。
フィギュアをカプセルの中に入れ、CTスキャンで撮影するという実験を実施しました。

撮影後は解析ソフトを使用し、カプセルの内部にあるフィギュアのみを3D画像として抽出。さらに、外側のカプセルと内部の構造をレイヤーごとに分けて色分け表示するなど、画像解析の面白さと奥深さを体験しました。

同一条件で撮影するために、カプセルの固定にも気を使います。実際のCTの機器にて撮影を行う貴重な体験もできました!

カプセルの内部が鮮明に確認できるようになりました。CT機器の有用性を自分の手と目で感じることができる機会になりました。
授業の後半では、実際の人体データの画像も確認しながら、放射線学科が有する多様な機器を見学。最先端の医療技術に直接触れる、充実した学びの時間となりました。
参加者の声
参加した生徒からは、
「もともと放射線に興味があったが、実際に体験することでより関心が深まった」
といった感想が寄せられ、今回の見学が進路選択の一助となる有意義な機会となったことがうかがえました。
なお、体験授業の内容は、今冬に高校生向け講座として「東京都立大学オープンユニバーシティ」での開講も予定しています。開講情報をご参照いただき、興味のある方はぜひご参加ください。
また、荒川キャンパスでは大学見学を随時受け付けています。詳細は以下のページをご覧ください。
入試案内 :: 学部入試 :: 荒川キャンパス | 東京都立大学