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大学院 人間健康科学研究科

概要

学域長からのメッセージ

生命科学は20世紀後半から目覚しい発展を遂げ、今世紀には、その生命科学の成果が先端的な医療の開発や人類の福祉の向上のために応用されることが期待されています。しかし、その実現のためには、生命科学、医科学、さらに様々な自然科学および社会科学の領域と融合した新たな学際的な学問領域として、研究が進められることが必要です。
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このフロンティアヘルスサイエンス学域は、機能形態解析科学、筋肉生理学、社会科学的保健医療論、災害リスク管理論そして医用画像解析・管理学の、健康科学・医学分野において将来性が豊かで魅力的な最先端の4分野から構成されています。そして、この最先端の領域では、既存の学問領域にとらわれることなく、分子から細胞、器官、個体への様々なレベルにおいて、学際的かつ先端的な戦略によって教育と研究を行っています。また、東京都医学研究機構および他大学やその他の研究機関の多数の第一線の研究者の方にも、客員教授として教育と研究指導を分担していただいています。

フロンティアヘルスサイエンスイメージ03

これまでの大学院生の出身学科は、医学部医学科(基礎系と臨床系)、看護学科、理学療法学科、作業療法学科、放射線学科、柔道整復学科、リハビリ学科、バイオテクノロジー学科、薬学科などの医学・医療系学科と、化学科、応用化学科、生命科学科などの基礎系学科です。それぞれが各自の専門性を生かしながら、積極的に新たな学問領域にも挑戦し、先端的分野の研究を行っています。上記の3分野に興味があり、最先端領域に主体的に挑戦しようと考える意欲的な学生が、多数参加してくれることを希望します。

(フロンティアヘルスサイエンス学域長  易 勤 教授)

研究分野

機能形態解析科学分野

内臓自律神経の形態分布と臨床応用に関する研究、内臓脂肪蓄積の生理病態メカニズムの研究および膵癌を含む膵臓の病理病態解析の三つの方面の研究を行う。

筋肉生理学分野
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様々な臓器・組織の「うごき」を、「生きたまま」の状態でしかも分子(ナノ)レベルで捉え、臓器運動の生理・病態生理のメカニズム解明を目指した研究をおこなう。

社会科学的保健医療論、災害リスク管理論分野

この分野は、人類の公共財としての限られた医療資源を、どのように配分し活用するか、平時はもとより災害時も視野に入れて研究する。社会福祉や保健医療に関わる各種の医療専門職はもちろん、この分野の課題解決に熱意のある行政職や企業人なども対象として受け入れる。

医用画像解析・管理学分野

この分野では、放射線科学域の各分野と緊密に連携の上、MRIやCTなどの医用画像の解析により、人体の構造や機能を非侵襲的に探究する。また、画像診断報告書の見落とし、放射線診療の効率化などの診療上の諸問題について、人工知能などの最新の技術を利活用して学術的に解決を目指す。

各種情報

所在地

荒川キャンパス

標準修業年限

博士前期課程2年/博士後期課程3年

修了要件

博士前期課程2年の在学期間、授業科目30単位以上の修得、学位論文、最終試験/博士後期課程3年の在学期間、授業科目14単位以上の修得、学位論文、最終試験

取得可能な学位

修士(健康科学、学術)/博士(健康科学、学術)

進路

大学講師、大学助教、大学研究員、研究所研究員、大学博士後期課程進学、企業など

施設

大学院生室、実験施設等

教員の専門分野・研究分野紹介

教員一覧を御覧下さい。