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健康福祉学部

沿革と特徴

沿革

昭和61年04月
東京都立医療技術短期大学開学
看護学科80名・理学療法学科30名・作業療法学科30名・診療放射線学科40名 計180名
(短大開学に伴い、都立新宿看護専門学校・都立府中リハビリテーション専門学校および都立診療放射線専門学校は昭和63年3月廃止)
平成6年04月 理学療法学科・作業療法学科の入学定員増員 30名→40名
平成10年04月 東京都立保健科学大学開学
平成12年03月 東京都立医療技術短期大学閉学
平成14年04月 大学院修士課程設置
平成16年04月 大学院博士課程設置
平成17年04月 公立大学法人首都大学東京設立、首都大学東京開学(東京都立保健科学大学は学生募集を停止)
平成18年04月 大学院人間健康科学研究科開設
平成23年03月 東京都立保健科学大学閉学
平成24年04月 助産学専攻科開設

特徴

健康福祉学部(以下、「本学部」という。)は、東京都立保健科学大学を前身とし、平成17年4月に開校した首都大学東京において、保健・医療領域を専門とする学部として発足した。

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少子・高齢化の急速な進行や疾病構造の変化など、保健・医療・福祉をめぐる状況が大きく変化する中で、東京は生涯を通じた健康づくり、地域ケアシステムの確立、複雑・多様化するニーズに対する保健・医療・福祉の連携など、多くの課題に直面している。健康福祉学部はこうした課題に応え、東京に住み、生活する人たちが主体的に保健・医療・福祉サービスを利用しつつ生活機能を維持・増進し、幸福な日々を享受することのできる新たな社会、すなわち「活力ある長寿社会」の構築に貢献することを理念として発足した。この理念のもと、保健・医療に関する幅広い知識および専門の学術を教育・研究し、高い見識および実践能力とともに豊かな人間性を備えた人材を育成し、もって保健・医療の向上および健康・福祉の増進に寄与できる将来の指導者を育成することを目的としている。

本学部は、東京都における唯一の公立保健医療学部として、教育・研究の内容に大都市の保健・医療・福祉問題を積極的に取り上げるとともに、地域の保健医療機関と密接な連携を図っている。また保健・医療・福祉と関連する産学公連携事業を推進し、例えば医療福祉用具などのベンチャー創出の活性化を図っている。同時に、東京都における保健医療の学術ネットワークの拠点として、また社会に貢献する大学として、東京都立保健科学大学時代から行ってきた都立病院との連携・協力事業、市区町村との様々の産学公連携交流事業、健康プログラムによる健康指導、スポーツ大会等の共催などを継承・発展させてきている。

人間健康科学研究科(以下、「本研究科」という。)は、平成18年4月に発足した首都大学東京大学院において、人間の健康や医療・福祉を専門とする研究科である。なお、本研究科は、東京都立保健科学大学大学院保健科学研究科の看護学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻、放射線学専攻、保健科学専攻および東京都立大学大学院理学研究科身体運動科学専攻、および東京都立短期大学健康栄養学科を前身とする研究科である。

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本研究科は、大都市で生活する人々の「健康」をテーマとし、その研究・教育を通じて「健康」に寄与し、活力ある長寿社会の実現を目指すことを基本理念としている。本研究科は、学際的・融合的な教育・研究に取り組むために、東京都立保健科学大学大学院保健科学研究科の4専攻と東京都立大学大学院理学研究科身体運動科学専攻および東京都立短期大学健康栄養学科を6つの学域(系)に再編した。これにより、大学院生および教員が、異なる学域(系)や分野間と意思疎通を図り、実践分野と基礎研究分野の両面から人間健康科学にアプローチし、人々の生活に対し多面的な貢献を行えるようにする。これに加え、ヘルスプロモーションサイエンス学域(系)では、学部教育における当該分野の副専攻や、オープンユニバーシティの各種プログラムの学術的背景を支え、履修学生や受講生の大学院進学先として、その教育・研究の機会を提供することにも貢献している。

本研究科は、東京都立保健科学大学・東京都立大学時代より、東京都医学研究機構(現:東京都医学総合研究所)および東京都老人総合研究所(現:東京都健康長寿医療センター研究所)と連携大学院協定を締結し、また都立病院をはじめとする保健・医療・福祉関連施設と臨地教育研究協力体制を築き、これらの教育研究環境を継承し活用している。また専門看護師や医学物理士をはじめとする高度実践専門家の育成にも積極的に取り組んでいる。一方、講義は、保健・医療・福祉従事者のキャリアアップや生涯教育へのニーズが極めて高いことから、昼夜開講制をしき社会人学生を広く受け入れる体制を整えている。