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健康福祉学部

学部の特徴とポイント

本学部の目的は、豊かな人間性を備えた保健医療職業人を育成することです。さらに、東京都立大学のモットーでもある「実地に役立つ人間」の育成を目指して、徹底した基礎知識の修得をベースに、より実践を意識した実習に力を入れています。

カリキュラムに関しても、1年次には南大沢にて共通教養科目が履修でき、それぞれの科目について専門の教員から、より高度な中身の濃い講義が受けられるなど、医療系の単科大学にはない利点を備えています。

また、本学部では大都市・東京ならではの課題に応えるカリキュラムを様々に用意しています。その一例が、看護学科の高齢化に対応した在宅看護学、高齢者看護学、大都市における災害保健や災害看護活動のプログラム、および理学療法学科や作業療法学科の、高齢社会における医学的リハビリテーションの各分野に適合したプログラムや地域リハビリテーションを重視したプログラムです。さらに、放射線学科で学生の開発した医用画像処理技術が、都立病院で実際に活躍しているなど、東京という地域に密着した研究教育もまた、本学部ならではの大きな特徴です。

ポイント

  1. 理論と実践の両立
  2. 東京都立大学の学問的資産をフルに活用
  3. 大都市東京ならではの課題に応える

人材育成のねらい

本学部の1年次は、南大沢キャンパスにおいて他学部の学生とともに、教養科目を学び、幅広い基礎知識を修得します。また、早期から専門職業人としての資質を養うため、1年次においても、専門教育科目を履修します。そして、2年次以降は荒川キャンパスにおいて、国家資格取得に向けて、専門教育科目の履修や臨地・臨床実習などを行います。さらに、高度な専門知識と柔軟な応用力を身につけるための大学院を設置するとともに、東京都の研究機関である神経科学総合研究所、精神医学総合研究所、臨床医学総合研究所、老人総合研究所といった、最前線の医療現場に従事する研究者に客員教授を依頼するなど、様々な連携を行っています。

また、都立病院をはじめとした医療機関や福祉施設との協力関係を密接にとりながら、学生の臨地・臨床実習先として受け入れてもらうなど、より実践的な教育を通じて高度実践的な健康福祉の専門家の育成に努めています。さらに、保健・医療・福祉職は、患者や障害者の方々との出会いを通じて、また闘病や障害予防・機能回復の経験を通して、自らの人間性を磨き発展させる職業であり、その人間性こそが職務を全うしていく上で極めて重要であるという考えから、マインド教育にも力を入れています。

各学科のご案内

1年次は南大沢キャンパス、2~4年次は荒川キャンパス。

  • 看護学科
    医療機関を中心とした従来の看護に加え、在宅看護、地域看護、家族看護、それにターミナルケアなど、大都市東京の地域特性に対応した、それらの看護を実践できる能力の育成を目指しています。
  • 理学療法学科
    理学療法士は、身体の機能回復を援助するためのメディカル・スペシャリストとして活躍。そして高齢社会がすすむ中で、ますます期待される分野です。
  • 作業療法学科
    作業療法学科では、保健医療の専門職である作業療法士を養成する学科として、病気や障害、そして作業療法の知識や支援技術などを幅広く学びます。
  • 放射線学科
    放射線学科の教育目標は、放射線技術学の分野において確立された医療技術を理解し、それを安全かつ正確に遂行できる能力を持った診療放射線技師の育成です。

人間健康科学副専攻のご案内

副専攻は、東京都立大学が目指す多様な履修を可能にするコースで、全ての分野の学生が選択することができます。

主専攻に加えて履修することで、複合的な専門知識と学際的視野の獲得を目指します。

人間健康科学副専攻では、「人間の行動」、「環境への適応」、「栄養・食と健康」の3分野から、大都市・長寿社会における人間と健康にかかわる諸問題に関する学際的・融合的領域を学ぶことができます。

詳しくは人間健康科学副専攻コースのウェブサイトをご覧下さい。