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健康福祉学部

概要

学科長メッセージ

看護学科長 織井 優貴子
看護学科長
織井 優貴子

 東京都立大学健康福祉学部看護学科は、1986年に東京都立医療技術短期大学として設立されました。その後、東京都立保健科学大学保健科学部を経て、2005年に新しい東京都立の大学として4つの大学が再編・統合され、中規模総合大学として「首都大学東京」が設置されました。2020年には、「東京都立大学」に名称が変更され、現在、主に、南大沢キャンパス、日野キャンパス、荒川キャンパスで「都立大学生」として学んでいます。

 健康福祉学部は、荒川キャンパスにありますが、1年次は、南大沢キャンパスで基礎・教養科目群を学び、2年次以降、看護専門職になるための専門科目のほとんどを荒川キャンパスで学びます。

 また、中規模総合大学の特徴を活かし、さまざまな留学プログラムがあり、海外で学ぶ機会を作ることも可能です。さらに、4年間を通じて教員が学生をサポートする学年担任制をとっており、個々の学修を支援しています。

 本学は、短期大学からスタートしてまだ35年ですが、卒業生は、医療・教育機関や行政、企業など国内外で活躍しています。
 「看護師になる」という決意と実行力は必ず実になります。決心して、始めて、そして続けることが大切です。最初は「難しい」と思っても少しずつでも「続ける」ことです。最初はうまくいかなくとも、チャレンジし続けることが大切です。

 大都市の健康、地域の健康、世界の健康を築く看護職者をめざして、最初の一歩を踏み出しましょう。

カリキュラムの特色・履修モデル

本学科のカリキュラムは、4年間を通じて専門性、科学性、倫理性の側面から学生が学習を重ね、卒業時に到達目標を達成できるよう構成されています。

1年次から3年次までに、23単位におよぶ長期間の実習を含めて各専門領域の学習を行います。4年次には、卒業研究や総合臨地看護学実習など、学習を統合する科目を設定します。

さらに、看護倫理学や看護管理学などの科目において、倫理的な判断能力、マネジメント能力の基礎を身につけます。

履修モデル
1年 2年
都市教養
科目群
基礎ゼミナール、実践英語1A 1B 1C 1D
情報リテラシー実践1A、都市教養プログラム
□日本国憲法
医療英語
共通
基礎教養
科目群
□身体運動演習









構造機能学1(解剖学)
構造機能学2(生理学)
保健福祉行政論、社会福祉論
感染免疫学、看護病態生理学(病理学)
生命倫理、看護学概論1、看護学概論2
*構造機能学演習1(解剖学)
*構造機能学演習2(生理学)
薬理学、健康管理論、看護病態生理学(内科学)
看護病態生理学(神経内科学/小児科学)
看護病態生理学(脳神経外科学/精神医学)
看護病態生理学(外科学)
看護基礎援助学1(人間関係論)
看護基礎援助学2(日常生活援助技術論)
看護基礎援助学3(日常生活援助技術演習)
看護基礎援助学4(ヘルスアセスメント論)
実践基礎援助学(看護課程)
実践基礎援助学(看護課程演習)
成長発達看護学(成人)、成長発達看護学(母性)
看護病態生理学(周産期学)
看護基礎援助学5(ヘルスアセスメント演習)
看護基礎援助学6(診療援助技術論)
看護基礎援助学7(診療援助技術演習)
実践基礎援助学(急性期看護学概論)
実践基礎援助学(慢性期看護学概論)
成長発達看護学演習(成人)
成長発達看護学(小児)、精神看護学1
成長発達看護学(高齢者)、家族発達看護学
地域看護学1、ヘルスプロモーション看護論
基礎看護学実習1、基礎看護学実習2



3年 4年









実践基礎援助学(急性期看護学各論)
実践基礎援助学(慢性期看護学各論)
成長発達看護学演習(母性)
成長発達看護学演習(小児)
成長発達看護学演習(高齢者)
精神看護学2、在宅看護学、在宅看護学演習
リハビリテーション看護学公衆衛生学、看護研究
臨地看護学実践実習(成人慢性期)
臨地看護学実践実習(成人急性期)
臨地看護学実践実習(母性)
臨地看護学実践実習(小児)
臨地看護学実践実習(高齢者)
臨地看護学実践実習(精神)
臨地看護学実践実習(在宅)
卒業研究1、看護管理学、看護管理学実習
総合臨地看護学実習、*英文文献購読
*医療経済学、*災害看護学
*国際看護学、*災害保健科学概論
□公衆衛生看護実践論、□公衆衛生看護技術論
□公衆衛生看護学実習(通年)
地域看護学2
ホスピス緩和ケア論、ヘルスアセスメント実践演習
看護倫理学
*卒業研究2、*ケアマネジメント論
*国際保健医療比較論、□公衆衛生看護管理論
□公衆衛生看護学実習(通年)



*は選択(必修)科目、□は保健師選択者の選択科目。
科目表示は一部省略している。
*2019年度入学者のカリキュラムを例示しており、入学年度により違いがある。

求められる学生像

母性看護学演習のようす 

看護は、胎児から死にゆく人まで様々な人々を対象として、保健・医療機関、福祉施設、在宅などあらゆる場において実践活動を行います。そのため、必要とされる高い看護実践能力や専門的知識、安全かつ的確に看護を提供できる技術・技能を積極的に修得しようという意欲の高い人、問題解決能力を備え、クリティカル・シンキングができる人、主体的に行動することができリーダーシップが発揮できる人、他者の尊厳を尊重することのできる豊かな人間性を持った人、広い視野で考えられる柔軟な発想力と行動力のある人を求めています。

卒業後の進路

看護師・保健師(都立病院や大学病院など病院)、保健所・市区町村の保健・福祉担当部署、学校・企業の健康管理担当部門、助産所、診療所、訪問看護ステーション、国・自治体の行政課、大学院進学など

卒業時に取得できる資格

  • 学士(看護学)
  • 看護師の国家試験受験資格
  • 保健師の国家試験受験資格
    ※一定の人数を超過した場合は、選考審査があります。

保健師国家試験に合格し保健師免許を取得した場合は、養護教諭免許(二種)を申請することが可能です。 

教員の専門分野・研究分野紹介

教員一覧を御覧下さい。