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健康福祉学部

概要

作業療法学科の公式HPはこちらから

学科長メッセージ

作業療法学科長・学域長  伊藤 祐子教授
作業療法学科長
伊藤 祐子 教授

人は日々の暮らしの中で、さまざまな「作業(=日常の活動)」を通して、楽しさや満足を感じながら生きています。
作業療法士は、こうした人の日常に寄り添い、その人らしい生き方や生活が実現できるよう支える専門職です。

作業療法には、医療や福祉に関する知識・技術に加え、一人ひとりの「大切な作業」や「生活のありよう」を理解しようとする姿勢、そしてその人に合った支援の方法を見つけ出す発想力・想像力・コミュニケーション力、さらには思いやりや謙虚さといった人間力も求められます。
こうした力は、4年間の学び、仲間との協働、臨地実習や研究などを通じて、段階的に育てていくことができます。

本学科には、医療・福祉・保健・教育・行政・地域・企業など、幅広い分野で活躍する教員がそろっており、作業療法士としての多様な視野と実践力を育む環境が整っています。私たちは、次の3つの柱を大切にしながら、学生一人ひとりの成長を全力でサポートします。

1 人と社会の仕組みを科学的に学び、現場で確かめる力を育てること
 国際的な学びを通じて、日本の暮らしや支援のあり方を多角的に見つめる視点を養うこと
3 卒業研究を通じて探究心を育み、大学院進学など将来の可能性を広げること
作業療法は、ときには言葉にならない願いや迷いにも丁寧に寄り添いながら、その人にとって意味のある日々を支える仕事です。

多様な価値観や人生と向き合いながら、じっくりと学び、実践し、自分自身も成長していきたい――
そんな思いをもつ皆さんと出会えることを、教職員一同、心より楽しみにしています。

育成する人材像

作業療法学科では、コミュニケーションカを身につけ、対象者や家族、他職種等と適切な関係を築き、協業できる医療従事者を育成しています。また、作業療法士を取り巻く環境も多様化しており、グローバルな知識と技術を育み、国際的に活躍できる人材、リーダッシップを発揮できる人材の育成にも力を入れています。

本学科では、医療従事者として活躍するだけではなく、研究者として、そして作業療法の知識や技術を広く社会に役立てる企業人や行政職として活躍することができるようなプログラムを提供しています。

カリキュラムの特色・履修モデル

1年(南大沢キャンパス)
1年次には、教養科目群・基盤科目群 基礎科目群 キャリア教育科目から14単位以上を履修します。また、専門基礎科目として、解剖学、生理学等を、作業療法専門科目として、作業療法概論、基礎作業学等を学びます。南大沢キャンパスにおいて、幅広い教養と作業療法のベースとなる知識を修得します。

2年〜4年(荒川キャンパス)
2年次では、専門基礎科目として、基礎医学科目、臨床医学科目を学習します。さらに作業療法専門科目として、作業療法総合評価学、身体領域・精神領域・高齢領域・発達領域等の作業療法学、義肢装具学等を学び、学年末に、4週間にわたる作業療法初期臨地実習に参加します。様々な領域の作業療法の基礎的な知識と技能を修得します。

3年次では、作業療法の実践関連の科目として、作業療法専門科目の身体領域・精神領域・高齢領域・ 発達領域等の作業療法学演習、作業療法リーズニング等を学習します。さらに後期には、それまでの学習成果を応用するために、10週間にわたる作業療法プロセス臨地実習、 7週間にわたる作業療法総合臨地実習に参加します。実習を通して、学内で身につけた知識と技能を融合し、新人作業療法士に必要とされる実践力を修得します。

4年次には、1週間の地域作業療法学実習に参加し、臨床家としての最終的な仕上げの機会としています。また、推奨科目である卒業研究の履修においては卒業論文のテーマを選択し、論文作成を体験します。加えて4年間の知識の整理を、国家試験の準備として実施しています。その他、大学院科科目の履修、海外研修等の機会を活かして、スペシャリストとしての課題解決力を修得します。

履修モデル(例)卒業要件130単位

求められる学生像

作業療法学科の学生たち

作業療法士は人としっかり向き合わなくてはいけない仕事ですから、人との協調性や社会性、思いやりの心が求められます。また、この仕事を目指す学生は、病気や障害を抱えている人に対して、自分が持っている力を発揮して貢献したい、チャレンジしたい気持ちを大切にしてほしいと思います。できれば作業療法士が働いている現場を見学させてもらい、この職業に対する理解を深めましょう。

講義の内容からいえば、文系と理系のバランスの取れた学力が求められます。

卒業後の進路

病院、老人病院、介護老人保健施設、精神病院、デイケアセンター、地方自治体、地域訪問サービスを業務とする企業、大学院進学など

取得できる資格・免許

  • 学士(作業療法学) 卒業を要件として取得できます。
  • 作業療法士国家試験受験資格(作業療法士免許) 卒業あるいは卒業見込。

教員の専門分野・研究分野紹介

教員一覧を御覧下さい。