人間健康科学研究科の主な特色
人間健康科学研究科では、大都市で生活する人々の「健康」に関連する研究を重点的に行っています。とくに、首都大学東京の使命である「活力ある長寿社会の実現」に貢献する研究は、本専攻の重要課題のひとつです。
幅広い分野の理論や実践的知見を礎に確立された学問体系を基盤とし、それを深化させるとともに、学際的・融合的な研究体制 のもと、大学院教育が行われています。健康に関わる様々な分野における「高度実践的専門家」ならびに「先端的研究者」の育成を目指します。
研究科長からのメッセージ

人間健康科学研究科長
木下 正信
人間健康科学研究科は下記の6つの学域で構成されています。
看護科学域では、少子高齢化、健康維持・増進および個人のQOL(quality of life)を重視した入院加療から在宅医療への医療形態の変化などにより生じる諸問題に対応すべく、育児、疾病予防や疾病からの回復、家族機能の維持・促進、終末期医療、医療倫理などに焦点をあてた研究を育成期看護学分野、成熟期看護学分野、広域看護学分野および看護倫理・管理学分野の4分野で行っています。
理学療法科学域では、身体機能回復理学療法学分野で徒手・内部障害理学療法学に関する研究、運動障害分析理学療法学分野で運動器、呼吸循環器、神経系などの身体運動障害における研究、地域理学療法学分野で地域・在宅で生活する高齢者や障害者に関する研究および先端リハビリテーション分野で臨床データや先端技術を駆使したリハビリテーションの方法論の研究が行われています。
作業療法科学域では、身体障害作業療法学分野で肢体不自由等を持つ人の作業と環境、生活に関する研究、精神障害作業療法学分野で児童~老年までの精神障害の作業療法についての研究および地域作業療法学分野で地域障害者のライフスタイル再設計という視点からの研究が行われています。
放射線科学域の前期課程では、画像診断撮像技術学分野、核医学検査技術学分野、放射線治療技術学分野、医用画像情報学分野、医用画像診断学分野、および医用電子・放射線計測学分野の研究が、後期課程では医用放射線技術科学分野、医用画像情報学分野および医用画像診断学分野の研究が行われています。
フロンティアヘルスサイエンス学域では、脳機能解析科学分野で脳の認知メカニズムに関する研究、神経再生科学分野でES細胞の分化誘導に関する研究、臨床神経科学分野で神経難病の病因解明や治療に係わる研究および生体運動解析科学分野では筋肉細胞の微細構造・機能連携に関する研究が行われています。
ヘルスプロモーションサイエンス学域では、適応科学分野で環境刺激や運動刺激に対する身体の適応機構に関する研究、行動科学分野で人間の運動や行動に関する生理学的、心理学的、文化論的アプローチおよび栄養・食品科学分野では食品成分の生理的機能やその機序に関する研究が行われています。
各域のご紹介
看護科学域、理学療法科学域、作業療法科学域、放射線科学域、フロンティアヘルスサイエンス学域は荒川キャンパス
ヘルスプロモーションサイエンス学域は南大沢キャンパス
- 看護科学域
大都市で生活する人々及び地域の「健康」をテーマとし、看護科学の研究・教育を通じて個人と集団の「健康」に寄与し、生活の質の向上と活力ある長寿社会の実現を目指します。 - 理学療法科学域
臨床科学技術や都市生活者を中心とする人々の抱える具体的な健康・障害課題に対する理学療法の知識・技術と科学的思考能力を体系的・総合的に学びます。 - 作業療法科学域
これまでの学問領域にとらわれることなく、作業療法学を取り巻く学際的・融合的な教育と研究体制を構築することで、総合的な作業療法科学域を探究します。 - 放射線科学域
授業は研究の動向の紹介・展望や教員の研究成果に基づいた講義・演習から構成し、絶えず最新の知見を教授するように努めます。 - フロンティアヘルスサイエンス学域
健康科学・医学の諸課題に対して、生命科学・神経科学・筋肉科学などの学際的・先端基礎科学的研究戦略でアプローチします。 - ヘルスプロモーションサイエンス学域
運動と栄養の枠組みを超えた融合広領域的分野として、分子・遺伝子・細胞から人への応用までを扱う新しい健康科学・健康増進科学の推進を目的としています。




