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作業療法科学域

概要

教員からのメッセージ

― 仕事、遊び(余暇)、日常生活課題 ―
作業療法学科長 石井 良和
作業療法学科長
石井 良和

私の恩師であるMary Reilly先生は、人間の時間は、存在のため(食事、個人的衛生、睡眠)の時間、生存のため(収入を得るための仕事)の時間、そして、それ以外の余分な時間で、人間がくつろぎによって次の仕事の準備をする時間であるレクリエーションと、何かをすることで満足することによって得られる時間であるレジャーから成るとした。作業療法の作業とは、この存在のための活動(日常生活活動)、生存のための活動(仕事)、そして、くつろぎ、満足する活動(遊び、レジャー=余暇)から成るものである。したがって、私たちが対象とするのは作業機能障害、つまり、日常生活活動や仕事やレジャーに障害を持った状態ということになり、単に病気や障害を持った状態とは異なる作業機能障害を持った人々ということになる。私たちは作業療法士となるために、こうした幅の広い学問を身につけ、人生を楽しむという体験を必要としている。首都大学東京の作業療法科学系で共に学ぼうではありませんか。

系からのコメント

従来の研究テーマの一部を紹介すると、身体作業療法学の領域では、「作業療法における作業選択と興味に関する研究」、「国際生活機能分類による就労維持要因の分析と作業療法の役割に関する研究」、「アルツハイマー型痴呆女性高齢者の利き手の優位性に関する研究」、「在宅障害者の日常生活活動評価に関する研究」などが、精神作業療法学の領域では、「育児困難感を持つ親と乳幼児の注意の共有」、「介入前後の母親の語りによる感覚統合療法の効果の検討」などが、地域作業療法学の領域では、「療育支援活動における地域作業療法のあり方に関する研究」、「クライアントの主観による作業の意味の喪失とその回復に関する研究」、「ぬりえを痴呆スクリーニング評価として応用する可能性に関する探索的研究」などが行われました。

研究の方法論も、探索的な研究デザインや、記述的研究デザインや、実験的研究デザインなど様々です。作業療法学は、“人”と“モノ”と“環境”をつなぐ学問領域です。臨床の現場で疑問に思っていたこと、あるいは従来の研究から得られた研究疑問について自分自身の手で明らかにしたいと考えている人は、ぜひ作業療法科学系においでください。

研究分野

― 身体障害作業療法学分野 ―

肢体不自由等を持つ人々の機能、活動および参加とその障害を、作業活動と環境、個人の生活という総合的な視点を教授し、評価・支援するための方法論を研究する。

― 精神障害作業療法学分野 ―

児童期から老年期までのライフスパンにわたる精神障害系の作業療法について、最新の知見を教授し、評価・支援するための方法論を研究する。

― 地域作業療法学分野 ―

地域で暮らす全ての障害者の生活障害を評価・支援し、健康増進と障害予防のためにライフスタイル再設計という総合的な視点を教授し、方法論を研究する。

各種情報

― 所在地 ―

荒川キャンパス

― 修了要件 ―

博士前期課程2年の在学期間、授業科目30単位以上の修得、学位論文、最終試験/博士後期課程3年の在学期間、授業科目14単位以上の修得、学位論文、最終試験

― 進 路 ―

大学教員、博士後期課程進学など

― 施 設 ―

大学院生室、大学院演習室

教員の専門分野・研究分野紹介

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